2008年06月04日 (水) | 編集 |
![]() | デュエット (光文社文庫 た 7-31) 田中 雅美 光文社 2007-07 by G-Tools |
高校1年生の璃々。
璃々の両親が管理するアパートに住む滝を、璃々は兄のように慕っていた。
その滝に里美という婚約者が出来る。
けれど一見天使のように優しく聡明な里美には、裏の顔があるらしい。
璃々は親友・有美と一緒に真相を探り始めた。
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タイトルと表紙のイラストに釣られて読んだ本ですが、著者の田中雅美さんの名は全く知りませんでした。
この本を読んだ感じでは少しお子様向けのような印象を受けたのですが(コバルト文庫で多く作品を書いているとの紹介もあったし)検索してみると随分エロティックな作品も出てきて・・・いったいどんな作家さん?という疑問が今も消えずにいます(笑)
とりあえず、この作品はやっぱりちょっと低年齢向きなのかな〜と思います。
内容も文章の並びも。
璃々が兄と慕う滝に婚約者が現れ、その婚約者はとても感じの良い女性で璃々も大喜び。
けれどその印象とは違う顔を偶然垣間見てしまい、何か隠していることがあると感じた璃々は親友の有美と共に真相を探り始めます。
恋人に隠し事をしたり、疑いを持って悩んだり、と恋愛ならではのゴタゴタも一応出てきますが、全体を通して明るくて、登場人物達が皆驚くほど良い人なので、ああ小説だな〜と実感しちゃいました(笑)
ミステリーとはいえ、悪い人なんて一人もいなかったのではないかな。
これだけ良い人が揃うと・・・確かに理想ではあるけど・・・まあ、これもありか。
婚約者の里美に隠された謎をマイナスにイメージした私が一番悪い人間に思えます(^^;)
でも・・・結局この小説に出てくる事件に、里美は直接には何も関係してなかったのではないかという気もしました。
彼女の周囲がゴタゴタしていただけで、単に友達を心配してただけって気がするんだけど。
それでも個人的にはウルウルとした部分も多いです。
親子関係を描いた部分も含まれていて、そういうのに私はメチャメチャ弱いので。
読後に残った感想は、中学生の頃こんな感じの読んだな〜、ですね(笑)
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2008/06/04 23:25 | その他(た行) | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
2008/06/04 23:25 | その他(た行) | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
2006年06月26日 (月) | 編集 |
![]() | モザイク 田口 ランディ 幻冬舎 2003-04 by G-Tools |
人間の移送を仕事とする「移送屋」の佐藤ミミは、ある時14歳の少年・正也の移送を引き受けた。
ところが正也は“渋谷の底が抜ける”という言葉を残して逃げてしまう。
渋谷で正也を探し回るミミはそこで「救世主救済委員会」の存在を知った。
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本の裏にあった簡単な紹介文にざっと目を通し、推理小説だと思い込んで購入しました。
でも実際は全く違っていてちょっと意表をつかれた感じです。
確かに逃げた少年を探し出すというのが目的ですが、描かれていたのは精神世界の話・・・なのかなぁ。
正直よくわからないです。
舞台となっているのは渋谷駅前。
多くの人が集まる大都会。
誰もが携帯電話を持っていて、その携帯電話から出るマイクロ波が知らないうちに人間に影響を与え、電子レンジ化していくという「救世主救済委員会」からのメールが密かに広まっていました。
実際には携帯電話のマイクロ波にそんな強い力はないようですが、携帯電話がないと不安で仕方ないという人は増えてきているようですよね。
携帯電話が世界を繋いでいるというようなイメージはわかるような気がします。
渋谷がとても不思議な表現で描かれていました。
「渋谷の底が抜ける」という言葉を残して逃亡した正也は、実は精神病院に移送される途中でした。
自分が生きている現実世界が偽りで、本当の世界が別にあると信じて、その本当の世界に適応する人間になろうとしている正也。
本人はいたって正常なのですが、周りからは精神病にしかみられません。
他人と違うものを感じる力が強かったのだと思います。
そして形は違うけれどミミにもそういう能力がありました。
二人の精神世界が様々な表現で書かれているのですが、私には難しすぎて単なる言葉の羅列にしか感じられない部分が多かったです。
何か実感がわかないというか何というか。
言葉はわかっても、その言葉がどんなイメージを作り上げているのかがピンとこなかったんですよね。
それこそホントにモザイクのようで、どれがどれだかわからなくなります。
だから現実にイメージできるものが印象に残りました。
例えば渋谷の歩道橋とか。
田舎者の私は多分一度しか渋谷に行ったことがないと思います。
通過したことくらいなら何度もありますけどね(^^;)
一度だけ行った渋谷で驚いたのは歩道橋でした。
入り組んだ歩道橋に驚き、絶対一人ではどこにも行きつけない気がしたもん(笑)
渋谷に特別な興味はありませんが、あの歩道橋からゆっくり下を見下ろしてみたいなぁ。
それも夜がいい。
ミミが見た光景と同じものが見えるかもしれないし。
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田口ランディさんの小説は今回初めて読みました。
以前、気に入って覗いていたサイトの掲示板の書き込みで田口さんの名前を知りました。
私は田口さんを全然知らなくて、いったいどんな小説を書く方なのか興味を持ち、そこでたまたま手にしたのがこの本です。
後で知ってみれば「電波系小説」三部作の完結編にあたるそうで、どうせなら1作目を先に目にしていれば良かったかな?と思います。
でも・・・内容が悪いとか難しいとかじゃなく、生理的に田口さんの表現はちょっと苦手かも(^^;)
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2006/06/26 00:00 | その他(た行) | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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