読書の記録と雑談
@ベイビーメール/山田悠介
2006年12月14日 (木) | 編集 |
4043792018@ベイビーメール
山田 悠介
角川書店 2005-07

by G-Tools

遺体の傍に切り取ったへその緒が残されているという、奇妙な女性の死体が立て続けに発見された。
彼女達に共通するのは、殺される1ケ月前に送信者不明のメールを受け取っていたということ。
しかもしていないはずの妊娠をしていた。
そして、雅斗の恋人や教え子にもこの恐怖のメールが届いてしまう。


++++++++++

この本を買った時点では、まだ山田さんがホラー作家だということを知りませんでした。
サスペンスかと思って買ったわけですが、「親指さがし」を読んで事実を知り、正直読み始めるのに相当覚悟しました。
ホラーって苦手なんですもん。
でも、覚悟を決めていたせいか、思ったほどは怖くなかったです。
意外とすーっと読めました。
でも扱っている題材はちょっとな〜という感じです。
女性を殺してお腹の子供を奪うなんて、嫌な話だと最初は思ったんです。
それだけで気がめいりそうな内容じゃないですか。
フィクションとしてもちょっとどうかと思いました。

でも読み進めていくうちに、今回ばかりはこれがホラー小説であったことが救いだったかもしれないと思いました。
お腹の子供は殺されたのではなかったという部分で。(ホラーなので明るい事実があるわけではありませんが)

携帯電話という現実的な最先端の機械を使ってホラーな出来事が起こってくるのは、ちょっと不思議で怖い感じがします。
どんなに技術が進んでも機械は人間の想いは越えられないのですよね。
それは当たり前で、そうでなくてはいけないと思うのですが、手当たり次第関係のない人間を不幸に巻き込む想いというのは問題です。
大切な人達にこのメールが届き、雅斗は彼女達を救うために親友と共にメールの送信者を探すのですが、非現実が相手では難しいですよね。
そしてラストが一番不気味でした。
ホラー小説の中の「子供」という存在はとにかく怖いです。

そしてつっこみを入れたい部分もありました(^^;)
ベイビーメールの内容です。
こういう恐怖のメール内容に、送信者の生まれ育った場所の住所や身の上話まであるのは不自然ではないかと思うんだけど・・・。


---------------------------------------------------------------

2006/12/14 00:00 | 山田悠介 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック